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私のiPhone SE * iPad mini 2台持ちLOVE論

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巷ではスマートフォンの大型化が主流化し、Appleも5.5インチ級を出すようになって久しい。私自身は随分と長いことFOMAケータイとタブレット(当時はNexus7、現在はiPad mini4)のいわゆる2台持ちをしていたこともあり、スマホに切り替えるときは、コンパクトなモデルをということでiPhone SEを選んだ。2台持ちはどちらかというと少数派だが、使ってみるとなかなか良いもの。特に、iPhnoe SEとiPad miniの相性は素晴らしい。ややSEに寄った議論の展開になるが、改めて2台持ちの良さについて綴ってみたい。

   

そもそも2台持ちは便利なのか?

最大のメリットは、用途に合わせ最適な端末を使えること

すべてをスマホ1台で賄うのも、煩わしさがなくて良いと思うが、私の場合は、用途に応じて使い分ける方が生産性が高い。

参考までに、私のコミュニケーション・情報処理関係は、以下のような感じ。

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  1. スマホ:コミュニケーション用(通話やSNS、メッセージのやりとり、写真撮影等)
  2. タブレット:インプット用(検索や読書、スケジュール管理、メールチェック等)
  3. ノートPC:アウトプット用(Office等による文書作成、分析、プレゼンテーション等)

 

私の日常的な使い方としては、スマホによる通話は週に1時間~2時間程度。iPad mini4はかなり使い込んでいて、日々のニュースやメールはもとより、ちょっとした調べもの、読書、動画視聴等、ネット関係はほぼタブレットに頼る形になっている。ちなみに、文書作成等のアウトプット関係は、外出先ではタブレットで簡易的に済ますことが少なくないが、ノートPCをメインで使っている。

実は、タブレットの購入を最初に検討した際に、スマートフォンも候補に入れていたが、5インチや6インチクラスだと、情報のインプットを重視した場合、むしろ小さく感じられた。逆に、通話については若干大きく感じられ、1台でコミュニケーションもインプットも兼ねようとすると、どうも中途半端に感じられてしまう。私は、移動する時は大抵何らかのカバンを持っているので、端末は1台でなければ絶対にいけないということもなく、コミュニケーション用にケータイ、インプット用にタブレットを持つというのは、私にはとても合理的なことだった。さらに、通話しながら、検索をしたり、メモを残したりといったことも2台持ちならではのこと。

余談だが、次に述べるデメリットの裏返しとして、バッテリーの容量が実質2倍になるようなものなので、予備のバッテリーを持つ必要が少なく、また、一方のバッテリーが切れても致命傷とならないことは意外とあなどれないメリットだったりする。

 

2台持つことそのもののデメリットは案外少ない

もちろん、デメリットもある。そもそも2台持たなければいけないということ自体が面倒という人もいる。端末は2台用意する必要があるし、バッテリー残量の管理も2台分注意しなければいけない。通信会社との契約も2本になるケースも。ただ、それを前述のメリットと比べてどう思うか。

実はあまりかさばらない

2台の組み合わせ次第ということもあるが、スマホをコミュニケーション用と割り切れば、コンパクトなもので構わないので、かさばることはない。また、7~8インチ程度のタブレットなら、ポシェットのようなものにも普通に入るので、2台持つことの不便さを感じることは少ない。用途で使い分けるので、バッテリーもそれぞれ2~3日充電しなくても問題ないことも多い。

 

金銭的な優劣はなくなってきている

端末代については、個人差が大きいが、タブレットはスマホより全般的に安く、スマホ側のスペックを割り切ることができれば、1台持ちと2台持ちで大きな差は出ない。

通信料金については、かつてはケータイとの2台持ちに優位性があったが、今はその優劣はなくなってきていると思う。私がタブレットを導入した当時の、ケータイ、タブレットを合わせた通信料金は月額2,000円程度(ケータイはいわゆる3大キャリア、タブレットはMVNO)。今でこそ、MVNOの通話付きプランでそれに近い金額のものが出てきたが、当時としては最安に近かったように思う。もちろん、MNPを繰り返して料金を下げることも可能でろうが、私には面倒なことだったし、最近の総務省の動きを見ると今後にあまり期待を持てない。

ちなみに、3大キャリアを維持したいのであれば、MVNOとの併用による2台持ちは引き続き悪くない選択肢だろう。

 

こう考えることができるなら、デメリットはあまりデメリットに感じられず。むしろ用途別に2台持つメリットの方が高い

 

 

スマホ * タブレットの組み合わせ論

プラットフォームは統一して連携機能を活かす(Android or iOS)

Androidにするか、iOSにするかは悩む方も多いと思う。それぞれのプラットフォームは、単純化すると次のような違いがある。

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Android

世界的には圧倒的なシェア。Googleサービスとの親和性が高く、カスタマイズ性が高い。デフォルトのUIは素朴な感じ。一度、自分好みにしっかりカスタマイズをすれば、iOSよりも使いやすい。特にGoogleアプリを常用している人にはOSと統合しているので便利。

端末は、性能・デザイン・価格面で多様であり、選択肢が多い。OSのアップデートは端末メーカーに依存する。iOSに比べバッテリー消費が比較的多いが大容量のものも増えており、むしろiOSより長持ちするものも。

個人的には、自由度が高いので、自分仕様にしてしまえばかなり使いやすいと思っている。ガジェットが使えることもあり、画面が大きいと、その恩恵を強く感じられる。他方、OSの最新機能をいち早く体験したいのであれば、色々な選択肢があっても、NEXUSやPIXELを選ぶのが良い。

iOS

世界シェアや低いが日本はじめ一部の国では高いシェアがある。Apple製品間の連携が便利で、カスタマイズ性は必要最小限。その分、何もしなくても、使いやすい。UIは直感的と言うかシンプル。Appleが用意したUXを追体験する感じ。 アプリの安定性はAndroidより高い気がする。

端末はApple1社が供給しているので、サイズ・色のバリエーションの範囲内での選択肢しかないが、洗練されていて、気に入れば、他に選択肢は要らないのかも。Androidに比べてバッテリー消費は少なく、どの端末でも10時間程度は使えるようになっている。

個人的には、あまり難しいことを考えずに使えるので、自分の作業に集中できる気がする。それだけデザインやUIが練られているということだろう。OSの設計思想を考えると、比較的画面が小さい端末向けな気がする。

端末間の連携

両方のプラットフォームを使いたいという積極的な理由がないのであれば、プラットフォームは統一した方が良い。実用レベルで両プラットフォームの決定的な差異はなく、むしろ端末間の連携を確保した方が、生産性や利便性が高まるからだ。操作間が同じになることも地味に大きい。ちなみにどちらのプラットフォームを選ぶかは、お好みで良いと思うが、より製品レベルでの連携を追求しているiOSの方がメリットは大きくなる。

最近は、Google系アプリやWindows系アプリをはじめメジャーなアプリは、同一のアカウントでログインすれば、cloud経由で複数端末間で同期されるため、かなりシームレスな作業環境がつくれるようになっている。iOSでも、iCloudを使えば、写真、ビデオ、書類、音楽、アプリケーションなどを端末間で同期することができるが、iPhone とiPadを連携させると、例えば次のようなことができるようになる。

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  1. Handoff :いずれかの端末で行っていた作業を別の端末で引き継いで作業を続ける(対応アプリ:メール、マップ、Safari、リマインダー、カレンダー、連絡先、Pages、Numbers、Keynote等)
  2. ユニバーサルクリップボード:いずれかの デバイスでテキスト、画像、写真、ビデオをコピーして、別の端末にペースト
  3. iPhone セルラー通話機能:iPhone と同じネットワーク上にあれば、別の端末で電話をかけたり電話に出たりすることができる
  4. SMS/MMS:iPhone で送受信するテキストメッセージを別の端末 で見ることができる
  5. Instant Hotspot(デザリング):別の端末からインターネットに接続し、接続する側の端末でパスワードの入力を省くことができる。
  6. 自動ロック解除(Apple WatchとMAC)

 

iPhoneの小ささを活かす  

様々な記事でiPhone SE、iPhone 7、iPhone 7Plusの比較がなされているが、スマートフォンとしての基本的な能力はいずれの端末でも必要な水準をクリアしている。後はiPhoneの主な利用シーンに応じて選ぶということだろうか。

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もっとも大きな違いは、言わずもがなサイズの違い。とにかく携帯性を重視するならSE、携帯性と画面の大きさをバランスを考えると 7、通話をせずタブレット的な使い方が多いのであれば 7Plus。また、3D TouchやApple Pay、防水機能を必要とするのであれば、やはり7/7plusとなる。

2台持ちの場合、インプット用は基本的にタブレットで行うことになるので、スマホの画面サイズを大きくする必然性は少なく、むしろ携帯性を高める方が得策だ。新機能にこだわりがなければ、携帯性重視のSEが第一候補。ポケットにもすっと入り、片手で安定して操作できる4インチは、画面の大きさという縛りがないからこそ、その良さを最大限味わうことができる。

  

iPadも小ささを活かす

iPad miniはスマホの大型化により、中途半端な位置づけにあると言われるようになってきており、Appleもあまり力を入れていないとの噂も聞くが、2台持ちにおいて8インチというiPad miniの大きさは絶妙。おおよそA5サイズなので、ギリギリ片手で持てる幅で、カバンでの持ち運びも支障ない。電子書籍を読むにも程よい。10インチだと、iOSにしては正直なところ、やや大きい感じがあり、逆にノートPCのように作業するには物足りない。

iPadの場合、スマホとは別にノートPCとのすみ分けについても考えなければならない。現状、AppleはiPadの大画面化で、MicrosoftはタブレットPCの投入で、①ノートPCの機能の代替、②紙の代替を訴求しているように思うが、現時点では、その双方を十分に満たしているとは言えない。そのため、少なくとも現時点では、iPadにこの2つを期待し過ぎるよりは、インプット(ところによりアウトプット)用の端末と割り切るのが妥当なのではないか。

遠からず両者を満たす時期が来た時には、端末構成を変えることになるかもしれないが、、、

 

 

総括:iPhone SE * iPad miniは過渡期故のマリアージュか

巷では、iPhone SEは静かな話題とはなっていたものの、大きく盛り上がっているようには見えない(ましてやiPad miniなどは、、、)。Appleの戦略上、新興国需要への対応や、iPhone5/5sユーザーの繋ぎ止め、入門機としての役割が期待されているようなので、ターゲット層がもともと限定されている。そのため、iPhone SEは5sからのマイナーアップデートのように見え、すでにiPhone 6sあるいは7系を持っている人には変更する理由が見当たらないのも理解できる。

他方、特定のターゲット層向けに機能を絞ったことで、iPhone6s/7系でとりこぼした層への訴求力は高まっている気がする。おそらく、iPhone SEはAppleの意図通り、新興国やこれまでケータイを使っていた人、iPhone 5sを好んで使っていた人に一定量売れることになると思われる。そして、中期的には、より画面の大きなフラッグシップ機への移行を促していくことになる。スマートフォンの利用がより大きな画面を前提とするようになってきたので、一度に表示される情報量がiPhone 6s/7系や5インチ以上のスマートフォンに及ばない4インチのiPhone SEでは物足りなくなるからだ。いずれかの時点でより大きな画面の端末に買い替えるか、追加することになると思っている。その意味では多くの人、特に1台のスマートフォンで何でもこなしたい人には向いていないと言え、iPhone SEは過渡的な位置付けとなるはず

この議論は、iPad miniにも当てはまる。iPad miniの立ち位置は、おそらくiPhone SE以上に難しい。そもそもタブレットそのものが、スマートフォン、タブレットPCから攻勢を受けており、特にスマホの大型化はiPad miniの存在感をかなり薄めていると言って良い。少なくとも、今のタブレットが独自の存在価値を見つけなるか、あるいは、スマートウォッチのようなものがスマホのコミュニケーション部分を代替するような事態にならない限り、iPad miniに未来はないのではないか。

 

しかし、2台持ちを前提とした場合、iPhone SEとiPad miniは極めて魅力的な製品に映る。スマホとタブレットのコンパクト故のメリットを最大限活かし、デメリットを補完することができるからだ。iPhone SEとiPad miniは今後ますます人を選ぶ端末となる。どちらか一方だけ持っていても、とにかくコンパクトなものが好きという人でなければ、フラストレーションが高まる可能性がある。両者のマリアージュは、情報端末市場の過渡期に生まれた稀有なものかもしれない。万人におススメするものではないが、私のように、2台持ちを継続し、スマートフォンはコミュニケーションやちょっとしたツールの使用、タブレットは、読書や動画視聴、検索、メモ書きといった使い分けをする人にこそ、ピッタリなのだろう。