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日々の!や?を、

プレミアムフライデーで働き方は変わるのか。

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プレミアム金? 日本版TGIF?

2月24日から、毎月の月末金曜日がプレミアムフライデーとなるらしい。このプレミアムフライデー、政府や経団連が推進しているキャンペーンで、「月末の金曜日は、早めに仕事を終えて豊か・幸せに過ごす」というコンセプトのもと、早めに仕事を切り上げて、「2.5日旅」や「午後ブラショッピング」「アーリーディナー」といった、「サムシング・スペシャル」と感じる時間を過ごすことだとか。もともとはアメリカのブラックフライデーから着想を得たそうだが、個人的には、日本版TGIF(Thanks God, it's Friday)みたいなものかなぁ、と理解している。

  

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政府と経団連が旗を振っているだけあり、単なるお祭りではなく、デフレ脱却と経済再生の実現に向けた消費マインドの底上げや新たな需要の創造、働き方・休み方改革の推進を意図してのことのようだ。

 

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一応、政府発表によると、賛同企業・団体(ロゴ登録)は2,300を超えており、プレミアムフライデーを契機とした働き方改革に、すでに4社に1社が取り組んでおり、前向きに検討しているところも含めると約8割になるらしい。実際にプレミアムフライデーを導入している企業はそこまで多くないとの報道もあるので、現実としては、まだこれからというところなのだろう。

脱線するが、このニコちゃんマークのようなものがロゴのようで、某プレミアム・モルツのように見えなくもないと思ってしまうのは、私だけだろうか。 

 

 

企業も個人も、働き方を考えるきっかけになるか。

個人的には、この企画、消費マインドの底上げよりも、働き方改革の一つのきっかけになって欲しいなぁと思うところ。プライベートの時間を増やし、充実させるためには、表裏一体の関係にある働き方も、より効率的なものに変えていかなければならない。

日本では、成長戦略を語る際に労働生産性、特にサービス業の生産性の低さが問題とされることが多い。労働生産性とは、就業者1人当り国内総生産あるいは就業1時間当たり国内総生産と定義され、OECD加盟諸国で国際比較すると、日本はけして高い方にはいないことが分かる。

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国によって経済情勢や産業構造、就労構造等、様々な違いがあるので、単純な比較はできないにしても、そもそも人口減少に直面(分母が減少)する日本において、分子(国内総生産)を維持ないし拡大するためには、現状の仕事をより効率的に進めるか、より付加価値の高い仕事をするかということになる。もちろん、これまで以上に長い時間働くという発想もあるが、持続可能なあり方ではないだろう。

必ずしも金曜日の午後である必要はないのだが、月末の金曜日の何時間かをプライベートに廻す。様々な事情でそれがかなわないこともあるだろうが、この機に、自分の働き方を見直してみるというのも良いのでは?

 

ちなみに、働き方を考えるためのきっかけとなる本として、ワーク・シフト」(リンダ・グラットン、池村 千秋、原題:The Shift)と、「未来の働き方を考えよう」(ちきりん)をお勧めしたい。今回の投稿では、効率や高付加価値に焦点を当てたが、ワークとライフに何を求めるかは人それぞれ。正解は人の数だけあるように思う。

 

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